2026/07/17
臨床試験の中には、対象が限られ、統計学的な検出力(power)を十分に確保できないものがあります。差を検出する力が足りないと、結果が有意でも非有意でも「結局何が言えるのか」が伝わりにくく、論文にする際につまずきがちです。では、そうした少数例の試験を、どうすれば説得力のある論文にして国際的な専門誌に届けられるのか。この問いに、ある第2相ランダム化比較試験の論文化プロセスが手がかりを示します。
📄 掲載論文の謝辞欄に、エダンズのメディカルライティング支援が明記されています。
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症例数が限られ統計学的に検出力を確保しにくい試験でも、サンプルサイズを「検出力」ではなく「推定精度」で設計し、評価項目を一貫した基準で解釈し、投稿前から報告ガイドラインに沿うようにすれば、国際的な専門誌でも評価されます。
「差を検出する」ことを前提にせず、「何を、どれくらいの精度で示したいか」を設計段階で決め、それを論文で明示したことが効きました。
症例数が限られ統計学的な検出力を確保しにくい第2相ランダム化比較試験を、どう説得力のある論文にまとめ、国際的な専門誌に届けるか。
James Graham, PhD
エダンズ プロジェクトマネージャー
ウォーリック大学で生物科学の博士号を取得し、分子生物学や細胞培養、タンパク質精製を専門とする、CMPP認定のメディカルパブリケーションエキスパートで、システマティックレビューやメタアナリシス、非臨床研究の設計・実施など製薬業界向けの支援に23年以上携わっています。
「差を検出しきれない試験でも、何をどの精度で示したいのかを整理すると、結果の意味が伝わりやすくなることがあります。」
Michelle Belanger, MD
エダンズ メディカルライター
パナマ・ラティナ大学で医学の学位を取得した、救急医療の資格を持つ医師で、腫瘍学や神経科学など幅広い治療領域に精通し、医学誌や学会向けの科学文書の作成と品質レビューに10年以上携わっています。
「限られた症例数のデータを国際誌に届けるには、数字を並べるだけでなく、設計の意図と結果の解釈を一貫した筋で示すことが欠かせません。」
研究を国際誌に届けるには、確かなデータと、それを読み手の判断に役立つ形で伝える組み立ての両方が必要です。この事例は、統計学的な検出力を確保しにくい少数例の試験という難しい条件でも、設計の意図を言語化し、最初から基準に沿うように記述すれば、結果の価値が伝わることを示しています。
エダンズは、研究者の知見が明快さを持って世界に届くよう、パートナーとして支援しています。
担当窓口
滝沢
パブリケーションサポートチーム
「この結果を、どの読み手に、どんな問いへの答えとして届けるか」
ご研究のテーマや投稿先の設計について、原稿を見ながら一緒に考えます。
ぜひお気軽にお問合せください。